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医療保険は本当に必要?

月 3,000〜5,000 円の医療保険、本当に必要か?日本の高額療養費制度・傷病手当金を踏まえ、属性別 (会社員・自営業・無職・高齢者) の最適な医療保険戦略を解説。

最終更新 2026-05-20解説 / 医療保険6分で読めます

日本の医療制度が「保険を不要にする」3 つの理由

  1. 高額療養費制度: 1 ヶ月の自己負担が限度額 (標準月収 28〜50 万円の人で月 8.7 万円程度) を超えると返ってくる。長期入院でも事実上キャップ。
  2. 傷病手当金: 会社員は健康保険から最長 1.5 年・月給の 2/3 が補填。月収 30 万円なら月 20 万円給付。
  3. 多数該当の特例: 直近 12 ヶ月で 4 ヶ月以上高額療養費に該当すると、5 ヶ月目以降の限度額がさらに下がる。長期療養者の優遇。

「医療保険が要らない」典型ケース

A. 会社員・年収 500 万・健康・貯蓄 200 万

月 5,000 円の医療保険 × 30 年 = 180 万円。一方、健康な状態で 30 年間入院 0 回なら丸損。貯蓄 200 万あれば、いざ入院時の自己負担 (高額療養費後で月 9 万) は十分対応可能。傷病手当金もある。

「医療保険が必要」典型ケース

A. 自営業・国民健康保険

傷病手当金なし → 病気で働けなくなった時の収入補填がゼロ。「働けない期間」をカバーする所得補償保険 or 就業不能保険が必要。

B. 子育て中で貯蓄が薄い

月 2,000〜3,000 円の最小限の医療保険で「数十万円の急な医療費」をカバー。家計が回らなくなるリスクを抑える。

C. 差額ベッド代・先進医療を絶対重視

「個室で治療したい」「先進医療 (陽子線等) を受けたい」なら、それらをカバーする特約付き医療保険を検討。月 5,000〜10,000 円。

よくある質問

Q. 医療保険は本当に必要?
「高額療養費制度」を踏まえると、多くのケースでは民間医療保険なしでも乗り切れます。標準月収者なら 1 ヶ月の医療費自己負担は最大 9 万円程度。差額ベッド代・先進医療を「必須」と感じない人は、医療保険より貯蓄優先が合理的。
Q. 高額療養費制度ってどんな仕組み?
1 ヶ月の医療費自己負担が「自己負担限度額」(標準月収 28〜50 万円の人で約 8.7 万円) を超えると、超過分が後で返ってくる制度。長期入院でも自己負担は事実上キャップされる。事前申請で限度額を最初から払わない方法もあり。
Q. 傷病手当金との関係は?
会社員は健康保険から「傷病手当金」が出る (最長 1 年 6 ヶ月・月給の 2/3)。月収 30 万なら月 20 万円補填。これで多くの治療期間の生活費はカバー可能。自営業 (国保) は傷病手当金なし → 医療保険の必要性が高い。
Q. 60 代以降は加入すべき?
保険料が高くなり、健康診断結果次第で加入できない。60 代から加入はコスパが悪いケースが大半。代わりに「貯蓄」で対応する方が合理的。終身医療保険を 30 代で加入する戦略は別 (保険料据置で老後に活用)。

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