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定期保険 vs 終身保険 完全比較 — 保険の選択肢を理解する

定期保険 vs 終身保険 完全比較

生命保険の二大タイプを徹底比較。結論から言うと「保障は定期・貯蓄は NISA」が現代の鉄則。終身保険を勧められたら、その理由を見極めてください。

最終更新 2026-05-19保険6分で読めます

定期と終身の基本的な違い

項目定期保険終身保険
保障期間10/20/30 年・歳満了一生涯
保険料安い(30 歳男 3,000 万 月 4,000 円)高い(同 月 30,000〜50,000 円)
解約返戻金ほぼなしあり(10〜30 年で元本回復)
主な用途家族の死亡保障相続・葬儀費用 + 貯蓄
向く人子育て世帯・住宅ローンあり相続税対策の富裕層

保険料の差は 5〜10 倍

30 歳男性が死亡保障 3,000 万円を契約する場合の月額保険料の目安:

  • 定期保険(30 年満了): 月 4,000〜5,500 円
  • 終身保険(積立型): 月 30,000〜50,000 円
  • 差額: 月 25,000〜45,000 円 = 年 30〜54 万円 = 30 年で 900〜1,620 万円

この差額を NISA・つみたて投資枠で年 5% 運用すると 30 年で約 2,000〜3,500 万円に成長。終身保険の解約返戻金(30 年で約 1,000〜1,500 万円)を大きく上回ります。

目的別の最適解

  • 家族の死亡保障(子供が独立するまで): 定期保険一択。終身保険の保障部分は同じでも保険料が桁違いに高い。
  • 老後の貯蓄: 終身保険ではなく NISA・iDeCo。保険会社の予定利率(1〜1.5%)より投資信託の期待リターン(年 5〜7%)が圧倒的。
  • 葬儀費用(200〜300 万円): 預金 or 少額終身保険(保険金額 300 万円)でカバー。
  • 相続税対策: 法定相続人 × 500 万円の非課税枠を活用 → 終身保険の意味がある。ただし対象は遺産 1 億円以上の家庭のみ。

現代の鉄則「保障と貯蓄は別」

1990 年代までは「終身保険で貯蓄しながら保障も得る」が一般的でしたが、現在は分離する方が圧倒的に有利:

  1. 保障: 定期保険で必要期間だけ確保(月 4,000〜10,000 円)
  2. 貯蓄: NISA で運用益非課税(年間 360 万円まで)
  3. 節税: iDeCo で掛金所得控除(年間最大 81.6 万円)

この組み合わせなら、終身保険一本に比べて手取り資産が 30 年で 1,000〜2,000 万円多くなる試算が一般的です。

ケース別おすすめ

  • 独身・子なし: 死亡保障不要。医療保険のみ少額で。
  • 夫婦のみ・住宅ローンなし: 定期保険 1,000〜2,000 万円(10 年満了)で十分。
  • 子育て中・住宅ローンあり: 団信あるので住宅費分は不要。教育費 + 生活費 = 定期保険 3,000〜5,000 万円。
  • 子の独立後: 死亡保障の必要額激減。定期を解約か小額化、NISA を加速。
  • 遺産 1 億円超: 相続税対策で終身保険の非課税枠(500 万 × 法定相続人)を活用。

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