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住民税の納付方法ガイド
住民税は所得税と違い「前年所得ベース」「2 つの徴収方法」「6 月開始」というクセがあります。普通徴収 vs 特別徴収・副業対策・退職時の納付・滞納リスクまで網羅。
最終更新 2026-05-20解説 / 住民税約5分で読めます
普通徴収 vs 特別徴収
| 項目 | 普通徴収 | 特別徴収 |
|---|---|---|
| 対象 | 自営業・無職・副業 | 会社員 (給与所得者) |
| 納付方法 | 自分で納付 (コンビニ・銀行) | 給与から天引き |
| 納期 | 年 4 回 (6/8/10/1 月) | 毎月 12 回 (6 月〜翌 5 月) |
| 手間 | 納付書管理が必要 | 自動 (会社が処理) |
| 副業バレ | バレにくい | 税額の不自然さで察知される |
住民税の基本構造
- 所得割: 課税所得 × 10% (都道府県民税 4% + 市町村民税 6%)
- 均等割: 一律 ¥5,000 (含 ¥1,000 の森林環境税)
- 計算ベース: 前年 (1 月〜12 月) の所得
- 納付開始: 翌年 6 月 (例: 2025 年所得 → 2026 年 6 月から納付開始)
- 新卒・転職者の盲点: 入社 2 年目から住民税が始まる (1 年目は前年所得が学生でゼロ)
退職時の住民税
1〜5 月退職
→ 残りの住民税が 最終給与から一括徴収。手取りが大幅減るので注意。
6〜12 月退職
→ 一括徴収 or 普通徴収を選択可能。退職後の収入があるなら普通徴収、無職予定なら一括徴収で清算が楽。
退職翌年
→ 前年 (退職年) の収入ベースで住民税が課税される。退職後 1 年は住民税負担が残るので生活設計に注意。
滞納時のリスク
- 延滞金: 年 8.7%〜 (1 ヶ月超は 14.6%)。住民税は国税の延滞税より高い。
- 督促状: 滞納 20 日以内に督促状。督促状でも納付しないと差押の対象に。
- 財産差押: 給与・銀行口座・不動産が差押の対象。給与差押は会社にバレる。
- 住民票異動への影響: 滞納で住民票異動届が受理されないこともある (転出時の手続き遅延)。
よくある質問
- Q. 普通徴収と特別徴収の違いは?
- 普通徴収: 自分で納付 (年 4 回・コンビニ等)。特別徴収: 給与から天引き (会社員)。会社員は原則特別徴収だが、副業バレ防止のために普通徴収を選ぶ人もいる。
- Q. 副業の住民税を会社にバレないようにするには?
- 確定申告書 B 第 2 表「給与・公的年金等以外の所得の住民税の徴収方法」で「自分で納付」にチェック。ただし副業所得が大きいと会社の経理が「住民税額の不自然さ」で察知する可能性は残る。
- Q. 退職後の住民税はどうなる?
- 退職時点までの住民税の未納分が一括請求 or 普通徴収移行。1 月〜5 月退職: 一括徴収。6 月〜12 月退職: 一括徴収 or 普通徴収を選択可。納付忘れで滞納するケースが多い。