学資保険 vs NISA で教育費を準備
子の大学進学資金を「学資保険」と「NISA インデックス積立」のどちらで準備すべきか。返戻率 105% (=年 0.3%) の学資保険と、年平均 5〜7% のインデックス投資では 18 年で 300 万円の差が出ます。
最終更新 2026-05-20解説記事 / 保険約6分で読めます
学資保険と NISA の基本比較
| 観点 | 学資保険 | NISA インデックス積立 |
|---|---|---|
| 期待リターン | 年 0.3〜1% | 年 5〜7% (S&P500 等) |
| 元本割れ | 満期時はなし | 短期は変動・長期は実績で + |
| 税金 | 一時所得 (50 万控除 + 1/2) | 完全非課税 (年 360 万まで) |
| 親死亡時 | 保険料免除 + 満期金受取 | 通常通り運用継続 |
| 流動性 | 解約で元本割れリスク | いつでも引出可 |
| 所得控除 | 生命保険料控除あり | なし |
18 年運用シミュレーション (月 1.5 万円積立)
0 歳から大学入学時 (18 歳) までの 18 年間、月 1.5 万円・総額 324 万円を積み立てた場合の到達額:
| 商品 | 想定利回り | 18 年後の評価額 | 対元本 |
|---|---|---|---|
| 学資保険 (高還元プラン) | 年 0.5% | 約 340 万円 | +16 万 (+5%) |
| 学資保険 (一般) | 年 0.3% | 約 334 万円 | +10 万 (+3%) |
| NISA・債券インデックス | 年 2% | 約 388 万円 | +64 万 (+20%) |
| NISA・全世界株 (慎重) | 年 5% | 約 522 万円 | +198 万 (+61%) |
| NISA・S&P500 (期待) | 年 7% | 約 644 万円 | +320 万 (+99%) |
※ NISA は完全非課税。学資保険の満期金は一時所得 (50 万控除 + 1/2 課税) だが、この水準では実質課税ゼロ。
親死亡時のリスク対応
学資保険最大のメリットは「契約者 (親) 死亡で以後の保険料免除 + 満期金は満額受取」。NISA で同じ安心を得るには、別途 掛け捨て生命保険を組み合わせます。
- 子が小さい家庭は 収入保障保険 (毎月給付型) と組み合わせ
- 子の年齢が上がるほど必要保障額が減るので、収入保障保険の右肩下がり給付と相性◎
- NISA の運用益が積み上がると、必要保障額も自然と減る
向く人・向かない人
学資保険が向く人
- 投資で値動きに耐えられない (心配性)
- 強制的に貯める仕組みが必要
- NISA 等の制度勉強の余裕がない
- すでに NISA 上限まで使っている
- 生命保険料控除を活用したい
NISA が向く人
- 長期投資の値動きに耐えられる
- 18 年の運用で複利効果を得たい
- すでに掛け捨て生命保険に加入済
- 流動性を保ちたい (急な学費需要)
- 非課税枠 (年 360 万) に余裕がある
判断チェックリスト
- 大学進学コース別の必要額 (国公立 500 万 / 私立文系 700 万 / 私立理系 800 万) を試算したか
- 18 年間の投資期間で「相場暴落 → 18 年後に回復」の歴史的事実を理解しているか
- 親死亡時の保障 (収入保障保険等) を別途確保できるか
- 家族で投資リスクの許容範囲を共有したか
- NISA 非課税枠の他の用途 (老後資金等) との優先順位を整理したか